世界中で最も愛されているウサギと言えばピーターラビットとミッフィーちゃんではないでしょうか。オランダのユトレヒは、ミッフィーの生まれ故郷!ユトレヒトにはミッフィーの公式ミュージアムもあるというので早速ミッフィーちゃんに会いに行ってみました。
ミッフィー(Miffy)=ネインチャ(Nijntje)
日本では英語名のミッフィーとして親しまれているウサギちゃんですがオランダやベルギーではネインチャ(Nijntje )という名前で愛されています。オランダ語ではウサギをkonijn(コネイン)と言い、小さくて可愛らしいものには単語の語尾によく-tje(チャ)を付けます。ネインチャはコネイン+チャを短縮して名づけられたもので小ウサギちゃんみたいな意味になります。
ネインチャは、1955年にオランダ人の絵本作家ディック・ブルーナにより生み出されて以来、60年以上にわたって世界中で愛されています。
ミッフィーミュージアムへの行き方
ユトレヒト中央駅から2番のバスで行くことができます。乗車時間は10分もかからず、バスはミュージアムのすぐ近くに停まります。駅からは歩いても20分ほどで到着します。
住所 | Agnietenstraat 2, 3512 XB Utrecht, オランダ 地図 |
---|---|
TEL | +31 30 236 2399 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | 月曜 |
ミッフィーミュージアムのチケット料金
- 2歳未満およびミュージアムカード利用者:無料
- 2~12歳:9.5ユーロ
- 12歳以上:4ユーロ
- ファミリーチケット(大人2人+子供3人まで):21ユーロ
他にも向かいにあるセントラルミュージアムとの共通チケットや若干割引されるオンラインで事前購入のe-チケットがあります。
ミッフィーミュージアム
ユトレヒトの駅からバスに乗ってミッフィーミュージアムにやって来ました。よくわからなかったのですが、バスの料金を運転手さんに払おうとしたらお釣りがなかったからなのか、払わなくていいよと言われ、娘が無料なのはわかるのですが大人4人もタダで乗ってしまいました。
ミュージアムの前でさっそくミッフィーちゃんがお出迎していたので早々に記念写真をパチリ。チケットは通りを挟んだ向かい側にあるセントラルミュージアム内で購入しました。こちらのミュージアムの最上階にはディック・ブルーナのアトリエも再現されておりミッフィーの原画などを見る事ができます。
私たちが行ったときは夏休みということもあり混雑していたようで、すぐには中に入ることができずチケットに記入してある入館可能時間は1時間後。ユトレヒトの街を見て回るには1時間は微妙かな~と思い、セントラルミュージアム内にあるカフェでランチにしました。
ミッフィーミュージアムの真ん前にあるセントラルミュージアムのカフェなので、こちらも子供でいっぱい。ちなみにこのセントラルミュージアムのトイレには赤ちゃんのオムツ交換するスペースもあります。男女トイレ入口前というとってもオープンな場所ですが・・。
さて、時間になりいよいよミッフィーミュージアムです。以前は「ディック・ブルーナ・ハウス」という名のミュージアムでしたが2016年の2月にリニューアルして「ミッフィー・ミュージアム」に生まれ変わりました。
ミッフィー・ミュージアムは子供向けの博物館ですが、館内の案内文にはオランダ語と英語に並んで日本語も表記されていました。日本人の来館者が多いんだな~と妙に感心してしまいました。この日の館内は子供たちで大賑わい。結構混んでいたのであまり思うように写真が撮れなかったのですが、ミッフィーのお家があったりして子供たちはまるでミッフィーの絵本の中に入りこんだような体験をすることができます。子供たちは皆、キャーキャーと遊びながら楽しんでいました。
ブルーナカラー(赤、青、白、緑色、黄色)のカラフルな博物館は子供だけではなくて大人でもウキウキしてしまいます。子供たちおよびミッフィーファンにはたまらない博物館ですが、うちの娘にはちょっと早すぎたようで若干他の子供たちに圧倒されていました(苦笑)もう少し大きくなってから連れてきたらもっと楽しめるかもしれません。
ユトレヒトちょっこっと街歩き
ミッフィーミュージアムはそんなに大きな博物館ではないのですが、待ち時間も含めて思った以上に時間がかかってしまいました。というわけで街歩きというほどのものではなくミュージアムからユトレヒトの駅まで歩いていっただけなのですが、せっかくなのでちょっとだけユトレヒトの街を紹介します。
オランダで最古のゴシック建築の教会であるドム教会。美しいその姿は、建築には詳しくない私でも思わず見とれてしまいました。銅像は建国の祖のひとりであるヤン・ファン・ナッソーさんだそうです。
ユトレヒトの街は本当にちょっと歩いただけですが、ロッテルダムのような近代的な建物が多い街と比べると歴史を感じる落ち着いた雰囲気の街でした。街中を流れるアウデグラフト運河沿いにはカフェが立ち並んでいて、ちょっと一休みするのも気持ちよさそう。今回はミッフィーミュージアムだけであとは駆け足でベルギーに帰ってきてしまいましたが、今度はもう少しのんびりしてみたいな~と思えるユトレヒトでした。